疲れを癒す最高のひと時といえば温泉!
だけど、温泉と一口にいっても循環式、源泉かけ流し、天然温泉など種類が分かれていますよね!循環式の仕組みってどうなってるの?
源泉かけ流しと天然温泉は何が違うのか、温泉に関する素朴な疑問を調べてみました!
温泉の循環式の仕組みとは?
タイトルのとおり、温泉といっても「循環式」や「源泉かけ流し」、「天然温泉」と種類がありますが、その違いは分かっているようで、分かっていないような…。
説明してみて!と言われてもなかなか答えられないものです。
現にとある温泉のこんなフレーズを発見↓
「源泉かけ流し循環式」 |
源泉かけ流しの循環式…ってどーゆーこと?
頭の中が「?」でいっぱいになりフリーズしました。
循環式は文字通り、お湯を循環させることで、
言わば、お湯をリサイクルしているということです。
なのに、源泉かけ流し…
そんなことってあり得るのか~!
というモヤモヤを解消してくれる図を発見↓
出典:https://www.dan-b.com/feature/yu/column/08_kakenagashi.html
こちらの図で源泉の道のりをたどっていくと…
①貯湯槽という、源泉を貯めておくタンクを通過し、浴槽へ
②浴槽内のお湯を吸引などの方法で浴槽の外へ
③集毛器という、糸くずや髪の毛などを取り除く装置へ
④消毒薬(塩素)でレジオネラ属菌などを除菌
⑤ろ過装置を通り、きれいなお湯になって再び浴槽へ
循環式の大前提となるのは…新しいお湯が常に注ぎ足されているわけではなく、浴槽内のお湯をリサイクルしているということです。
なので、①~⑤までいったら、2周目以降は②~⑤の繰り返しとなります。
循環式は2種類ある…
そして循環式といっても…
上記の図のように、ろ過装置を使ってゴミ・汚れを取り除く「循環ろ過式」と、ろ過装置がない「循環式」 |
この2種類に分かれるのだそうです!
よって、
私の頭を混乱させた「源泉かけ流し循環式」とは…
源泉をリサイクルする方式で、厳密にいうと、ろ過装置がない仕組み
ということになります。
源泉かけ流しを循環させるということは、循環させる時点で消毒薬(塩素)が入るので、源泉かけ流しと言えるのだろうか…
循環式なら、源泉をかけ流していないことになるのではないか…
であれば、
「源泉循環式」とする方が正しいのではないか…
と、素人目線で疑問は残るものの、専門家ではないので、これ以上掘り下げるのはやめておきます笑
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源泉かけ流し温泉と天然温泉なにがどう違う?
続いての素朴な疑問…
源泉かけ流しと天然温泉は違うのか…ということ。
「源泉かけ流し」と記されている温泉もあれば、「天然温泉」と記されている温泉もあります。
このふたつに触れる前に、日本の温泉には「温泉法」という、れっきとした日本の法律のもと定義づけされていることをご存知でしょうか?
温泉法による温泉の定義の一部をご紹介すると…
地中から湧出するときの温度が25℃以上である
・・・中略・・・
地中から湧出する水蒸気およびその他のガス(炭化水素を主成分とするものを除く)も温泉に該当します
※中略部分は、条件付きで内容が複雑だったので割愛させていただきました。
基本的に、湧き出るお湯の温度が25℃以上じゃないと「温泉」と呼べないのですね!
源泉かけ流しとは
温泉の種類を温泉法に基づいて詳しく説明している、日本温泉協会のサイトによると、
源泉かけ流しとは・・・
浴槽に常時新湯を注入して溢流(オーバーフロー)させ、溢流した温泉を再び浴槽に戻して再利用しない「かけ流し」の状態で、注入する新湯については温泉を利用しなければなりません。また、単に「かけ流し」と謳うよりも自然の状態に近い印象を与える強調表示であるため、温泉へ加水することは出来ないことになっています。
循環式と違って常に源泉を入れ続けるので、お湯はリサイクルではなく常に新品状態というわけです。
天然温泉とは
こちらも、日本温泉協会サイトから抜粋すると・・・
温泉法の温泉と同様の定義で、人工温泉等の温泉法上の温泉以外のものと温泉法上の温泉の違いを明確にするため、昭和51年に(社)日本温泉協会が天然温泉表示制度を策定しました。用語としては、それ以前から使われていたこともあるようです。
公正取引委員会では、平成15年に温泉の表示についての実態調査を実施し、温泉という表記と比較して「より自然度が高いという印象を与える」強調的な表示であると指摘しています。
ちょっとややこしい表現がいくつかあるので、かみ砕いてみます。
掘削工事をしていない人工の温泉(=人工温泉等の温泉法上の温泉以外)と地中から湧き出た温泉の見分けがつくように、日本温泉協会が取り決めた言葉ということです。
なので、
源泉かけ流しと天然温泉に違いがあるというより、
天然温泉という大きなくくりのなかに、源泉かけ流しという温泉の種類がある
ということになります。
こんな感じ↓
![]() |
ちなみに、「源泉かけ流し」と「温泉かけ流し」の違いは、
- 「源泉かけ流し」は…源泉に加温はOKだけど、加水はNG
- 「温泉かけ流し」は…加温・加水どっちもOK
という違いがあるのだそうですよ。
いろいろと細かく取り決めがあって、温泉とは奥深いものなのですね(^^*
次回からの温泉選びに役立てたいと思います(^^♪
まとめ
●循環式の仕組みは…
・新しいお湯が常に注ぎ足されているわけではなく、浴槽内のお湯をリサイクルしている ・循環式には…ろ過装置を使ってゴミ・汚れを取り除く「循環ろ過式」と、ろ過装置がない「循環式」の2種類がある
●源泉かけ流しと天然温泉の違いについて… ・源泉かけ流しと天然温泉に違いがあるというより、天然温泉という大きなくくりのなかに、源泉かけ流しという温泉の種類がある |